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海外在住、どう考えても地元生活は考えられません

2017年5月1日

今回は「海外在住、どう考えても地元生活は考えられません」というタイトルで、もし収入が今とそれほど変わらないとしたら地元に帰りますか?という質問に答えて頂きました。



日本に一時帰国して感じること…物価が本当に高い…

国際結婚して欧州の田舎在住、36歳の女性です。

数年前から、海外在住でも働けるクラウドソーシングの恩恵を受け、主婦業の傍らこつこつとWebライターの仕事をしています。

私の出身地・地元は神奈川県です。

ごくたまに一時帰国で実家に帰省をしたりすると、「日本はやっぱり物価が高いなあ…」といつも感じます。

神奈川県内といっても横浜や川崎ではなく、茅ヶ崎市のかなりのどかな部分なのですが、そこですら様々なモノの値段を非常に高く感じます。

地元が、というより日本全体の暮らしそのものが、お金がかかるようにできている、と思えて仕方がありません。

便利なのは認めますが、お金を払う機会が多すぎると思うのです。

今の給料では日本で余裕ある生活を考えることはできない

私の住んでいる国は一応先進国ではありますが、住まいは農業地帯の田舎町です。

色々なことが日本に比べて不便ではあるものの、慣れてしまえばお金をかけずに楽しむシンプルな生活の醍醐味を満喫できます。

食品や日用品などの物価は、手間をかけて切り詰めようと思えば、かなり安くあげることができます。

現地人の夫とともに一生懸命節約の努力をして、安い中古物件を買い、すでにローンを完済しました。

零細企業で働く夫は一応管理職なのですが、いつリストラされるかもわからない危うい状態ですし、また月収も40歳手前で2400ユーロです。

1ユーロ=100円の感覚で24万円でしょうか。

ユーロ高の状態ならまだしも、円高の現在はとてもとても、日本で余裕ある生活を考えることはできません。

ここに私の月収数万円が加わっても30万円未満とすれば、日本の物価高に太刀打ちできないと思います。

日本の育児費・教育費のことを考えると、ぞっとする…

そしてとどめは、現在幼稚園児の子どもの教育費です。

こちらの国では教育費がほぼ無償に近く、それを踏まえてこちらで子どもを持つことを決めたくらいなので、日本のすさまじい育児費・教育費のことを考えると、ぞっとします。

大学までの高等教育を考えた場合、いわゆる子ども一人につき3000万円費用がかかると言われていますが、これは地元の神奈川県に戻っても同じことが言えるでしょう。

夫と私、共働きで他の日本人のご家庭なみに働くとしても、そこは片親が外国人というハンデが付いて回り(夫は日本語が話せません)、経済的負荷に加えてストレスや精神負荷が恐ろしくかかると思われます。

ですから私たち夫婦には「私(妻)の地元で暮らす」という未来は、「宝くじに当たった場合」の夢物語としてしか考えられません。

実際的にはとてもとても、無理だと思います。


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