東日本大震災。熊本地震。
そしていつか大きな地震が起こると言われ続けている東京。
なかでも東京23区は多くの人が生活をしており、その東京23区を大地震が襲えば大きな被害が出ることは専門家でない私たちにでも容易に想像することができます。
そこで今回は地震が起きた場合、危険度が低い東京23区の街を紹介したいと思います。
東京23区で大地震が起きた場合の危険度が低い街を紹介
では、ややこしい説明は抜きにして東京23区で大地震が起きた場合、危険度が低い街を紹介します。
それは板橋区、練馬区、杉並区、渋谷区、目黒区です。
これは東京都市整備局が5年ごとに発表している地震危険度測定調査を基に私が危険度が低いと判断した区です。
それは下の図、または東京都市整備局で公開している情報をみれば一目瞭然です。
図を見て頂ければ、おわかりになると思いますが赤く色が塗られているところは火災危険度が高いエリアです。
地震で一番怖いのは、地震発生後の火災といわれています。阪神淡路大震災では建物が倒壊後、火災が起こり火の手が一気に広がり多くの死傷者をだしました。
そのため東京に大地震が起きた場合は、建物が密集し古い木造建築が多い場所では火事が一気に広がり大変危険と言われています。
しかし建て替え費用の負担などが多額にかかることがネックとなり、古い建物が密集して建っている場所が数多くあります。
そして、その赤い印が少ないのが板橋区、練馬区、杉並区、渋谷区、目黒区なのです。
建物の倒壊する危険性が高いエリア
火災と同じくらい危険なのは建物の倒壊です。
先ほどの画像では、わかりにくいのですが黒い丸の点があるところは建物が倒壊する危険性が高い場所となっています。
おもに墨田区、荒川区、台東区、葛飾区が多くなっています。
たとえ広域的な避難を必要としない場所でも…
画像の中で緑色の部分は避難場所のエリアですが黄色の部分は地区内残留地区とよばれるエリアになっています。
地区内残留地区とは
地区内残留地区は、地区の不燃化が進んでおり、万が一火災が発生しても、地区内に大規模な延焼火災の恐れがなく、広域的な避難を要しない区域として、平成25年5月現在で34ヵ所、約100k指定しています。
こうなると他の区でも危険度が低い場所があると思われるかもしれませんよね?
でも、あれをみなさん忘れてはいないでしょうか?
東京でも津波の被害を考えるべき
そうです。それは津波です。
私は東日本大震災の映像をみて痛感したことがあります。
それは私たちが大丈夫と思っていることを、はるかに大きく超えてくるのが自然の力なのです。
げんに東日本大震災では、これまで大丈夫とされていた場所まで津波は押し寄せました。
同じように熊本地震も、熊本は地震が起きにくいと言われているなかで起きました。
こういったことを考えると海に面している区は非常に危険と私は考えます。
建物の強度は本当に!?本当に!?大丈夫なのか…
そして次に私が心配するのは、高層の建物の強度についてです。
もちろん耐震基準や建築基準をクリアしているから大丈夫と思っていましたが、近年発覚したマンションの杭のデータ偽装問題をはじめ、自動車の燃費データの虚偽。車のエアバッグ欠陥問題。
建物でもウソ、建物より小さな物でもウソ。
じゃあ今建っている高層の建物は…本当に大丈夫!?なのでしょうか。
私は・・・信じきることができません。
でもそれは、実際に地震が起きてからではないと、どうなのかはわからないのです。
ではどうすればいいのか?
答えは簡単です。そういった高層の建物が少ない場所を選んで住めばいいのです。
まとめ
いつ来るかわからない大地震に備えるというのは非常に難しく、かつ地震が長い間こなければ気持ちのどこかで、とうぶん大丈夫だろうと思ってしまうものです。
でもみなさん、もう一度思い出してみましょう。あの東日本大震災を。
私は当時、東京在住で仕事に行くためシャワーを浴びていると大きな揺れに襲われました。
急いでシャワーから出てすぐにテレビを付けると地震の情報が出ており、その数十分後、津波が街を襲う映像が次々と目に飛び込んで来ました。
さらに夕方には電車が止まり、都心から自宅へ向かって歩く大勢の人々の姿。
東京は少ない被害で済みましたが、もしもっと揺れが大きく建物が倒壊し火事が起き津波がきたら…。
想像するだけでも甚大な被害がでることがわかります。
いつ来るかわからない大地震だからこそ危険度が低い街を住まいの候補地に選びましょう。
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