中野区について
写真出典:超高層マンション・超高層ビル
新たなサブカルチャーの発信地として注目されている中野区についてです。
中野区にあるJR中野駅周辺は区内で、もっともにぎわい多くの人が訪れる場所です。中野駅の北口を出るとすぐに見えてくるのが中野サンモール商店街。多くの人でにぎわう商店街の中で近年注目を浴びているのが中野ブロードウェイです。中野ブロードウェイの中には漫画、アニメ、ゲーム、フィギュアを取り扱う店舗が多く秋葉原に次ぐ新たなサブカル発信地となっています。
そんな中野区の治安について調べてみました。
中野区の治安を知るためにも、まずは中野区の簡単な概要を確認しておきましょう。
中野区の人口はおよそ31.6万人で東京23区のなかで13位。面積は14位、人口密度は3位です。
中野区はJR中央・総武線、東京メトロ丸の内線、西武新宿線が走っており中野区内にある各路線の駅であれば時間がかからず新宿に行くことができます。そして家賃相場もそれほど高くないので単身者に非常に人気がある区です。
そのため20~30代の若年層の割合が非常に高くなっています。また人口密度も高く当ブログ調査時点では東京23区中3位でしたが、人の転入転出が激しいので2位になったりもします。
中野区の人口割合では若年層やひとり暮らし世帯が非常に多くその結果、子ども(15歳未満)の割合が23区で一番低い割合となりました。私は中野区の近くの区に住んだ事がありますが、たしかに小学校、中学校が廃校になっていくのをよく見てきました。
上記の通り中野区は人口密度が高く、さらに住宅が密集している地域が多いです。なかでも木造住宅の密集地域が多く地震や災害が起こった場合には火災で多くの住宅が危険にさらされるとされています。
中野駅周辺では近年、大規模再開発が行われ、いくつかの大学が建設されました。
また長年、中野区のシンボルとして親しまれてきた中野サンプラザは解体が決定し、跡地にはオフィス、ホテル、マンション、アリーナを備えた複合施設の建設を予定しているそうです。
開発が進み街が変化しつつある中野区。それでは中野区の犯罪発生率、交通事故発生率を見てみましょう。
中野区の犯罪発生率と交通人身事故発生率
刑法犯発生件数(平成26年):3,410件
犯罪発生率:1.08%
出典:「警視庁」自治体別刑法犯発生件数を基に作成
住民93人に1人が被害に遭う計算となります。
交通人身事故(平成27年):525件
交通人身事故発生率:0.17%
出典:「警視庁」区市町村別交通人身事故発生状況を基に作成
住民603人に1人が事故に遭う計算となります。
中野区の犯罪発生件数は東京23区の中で19位、犯罪件数を人口で割った犯罪発生率は17位と、やや治安が良い街です。そして交通人身事故件数は東京23区のなかで19位、交通人身事故発生率は22位となっています。
中野区の交通人身事故発生率が低い値となってる理由は中野区は住宅密集地が多く、道が狭い道、車が通りにくい道ばかりなので事故が起きにくいと、中野区周辺に住んだ事がある私はそう思います。
近年、中野区内で起きた事件
「中野区 劇団員殺人事件」
事件発生日時:2015年8月
事件概要:中野区に住む20代の劇団員の女性がアルバイトを無断欠勤したことを不審に思った同僚が警察に相談。同僚が警察とマンションを訪れるとカギがかかっており、カギを開けると女性が全裸で、あおむけに倒れているのを発見。
首にひもで絞められたような跡があり殺人事件として捜査が始まる。2016年3月に以前、現場近くに住んでいた男を逮捕。現在男は容疑を否認中。
この事件は劇団員の女性が裸でしかも密室で殺害されたことで話題になりましたね。容疑者の男は被害女性のことを一方的に知り犯行に及んだストーカー殺人の可能性が高いとされています。
この女性が住んでいた部屋はオートロックがあり、どうやって犯行に及んだかは、まだ捜査中ですが恐いですよね。
中野区は犯罪発生率が低いとはいえ、事件というのは必ず起きます。オートロックが付いている建物に住んでも油断しないようにしましょう。
中野区の人口密度
次は中野区の人口密度を見てみましょう。
人口:316,625人
区の面積:15.59平方キロメートル
人口密度(1平方キロメートルあたり):約20,309人
出典:「住民基本台帳による東京都の世帯と人口」を基に作成
ちなみにディズニーランドとディズニシーの2つを合わせた面積が、およそ1平方キロメートルなので中野区の人口密度は夢の国2つに約20,309人いる状態です。
中野区は東京23区中、人口密度が第三位です。建物が密集しているエリアが多く人が多いと感じる区です。
中野区の子どもの割合と高齢者の割合
15歳未満の割合:7.51%
中野区を東京23区の中で15歳未満の割合が多い、少ないの2つで分けた場合、15歳未満の割合が少ないほうに入ります。
65歳以上の割合:19.93%
中野区を東京23区の中で65歳以上の割合が多い、少ないの2つで分けた場合、65歳以上の割合が多いほうに入ります。
出典:「政府統計の総合窓口」2010年国勢調査を基に作成
中野区は若年層や単身者の割合が非常に多いことで、東京23区の中で子どもの割合が一番少なくなってしまっています。中野駅周辺に大学ができたこともあり今後はますます、若年層の割合が増えるかもしれません。
中野区にある主要な駅
中野区 中野サンモール商店街 写真出典:km観光タクシー東京案内
中野区内の主要な駅といえば、やはり中野駅です。JRと東京メトロ東西線が利用でき駅周辺も栄えており多くの人が利用します。その他では東京メトロ丸ノ内線と都営大江戸線の2路線を利用できる中野坂上駅です。都心に出るこの2路線を利用でき新宿までの距離も近く便利な駅です。
主要な駅
中野駅、中野坂上駅
まとめ
やや治安が良く事故に遭いにくい街「中野区」でした。
私は中野区の近くに住んでいましたが知らなかった、犯罪発生率と交通人身事故発生率の低さ。私が気付かなかったってことは、それくらい犯罪に遭遇する機会が無かったということの裏返しなんでしょうね。
特に交通人身事故発生率の低さには本当に驚きましたね。道が狭く車が通りにく場所が多い中野区ですが、こういったメリットもあるのですね。
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