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杉並区の治安はどう?犯罪発生率と交通事故発生率を調査!

2016年4月4日

杉並区について

杉並区写真出典:どこか遠くに行きたい。自転車で。できれば日帰りで。

今回は杉並区の治安についてです。

その昔、青梅街道(おうめかいどう)に沿って植えられた杉並木が名前の由来といわれ、区名に植物の名前がつく杉並区ですが、その名の通り緑が多い区です。しかし緑は多いのですが、区の面積にたいする公園の割合は意外なことに低く、東京23区の中では下位に位置しています。

そんな杉並区の治安について調べてみました。
 


 
杉並区の治安や交通事故の状況を知るためにも、まずは杉並区の簡単な概要を確認しておきましょう。
 
杉並区の面積は東京23区内で8番目に広いのですが住宅地に入ると細い道が多く死角になりやすい場所が多いので、かつては空き巣をはじめとした犯罪が多いエリアでした。そのため住民が協力し、警視庁OBによる安全パトロール隊の結成、防犯カメラの設置など犯罪抑止につながる活動を、おこなってきました。

その結果は、このあとの犯罪発生率をみていただければ、おわかりになると思いますが大きな効果を発揮しました。

 

杉並区の人口は東京23区のなかで6番目に多い数字となっていますが、人口密度は中位に位置します。そして大きな繁華街はJR高円寺駅、阿佐ヶ谷駅、荻窪駅があります。この3駅は人も飲食店も多いエリアなので犯罪が起きやすいエリアといっていいです。

渋谷区の治安はどう?犯罪発生率と交通事故発生率を調査!」でも紹介しましたが人が多く集まるエリアを抱える区は必ず犯罪発生率が高くなってしまいます。もちろんJR高円寺駅、阿佐ヶ谷駅、荻窪駅は渋谷駅に比べれば人は多く集まりませんが、それなりに人はいます。
 
それでは杉並区の犯罪発生率、交通事故発生率を見てみましょう。

杉並区の犯罪発生率と交通人身事故発生率

刑法犯発生件数(平成26年):5,248件
犯罪発生率:0.96%
出典:「警視庁」自治体別刑法犯発生件数を基に作成
住民104人に1人が被害に遭う計算となります。
 
交通人身事故(平成27年):1,449件
交通人身事故発生率:0.26%
出典:「警視庁」区市町村別交通人身事故発生状況を基に作成
住民378人に1人が事故に遭う計算となります。
 
杉並区の犯罪発生件数は東京23区の中で12位、犯罪件数を人口で割った犯罪発生率は22位と、非常に低い値です。そして交通人身事故件数は東京23区のなかで4位、交通人身事故発生率は8位となっています。
 
杉並区の犯罪発生率は東京23区の中で文京区の次いで2番目に低い数字となっています。「千代田区の治安はどう?犯罪発生率、交通事故発生率を調査!」でも紹介しましたが文京区は面積が小さく、皇族のお墓や学校が多いので警察や地域住民のパトロールが盛んに行われるので犯罪が少ないです。
 
一方、杉並区は人口が多く面積も広い。しかもそれなりに人が多く集まるエリアが複数ある事を考えれば、この犯罪発生率の低さは立派な数字で安心して住みやすい区と言えます。

最初にも述べましたが、かつては犯罪が多いエリアでしたが防犯の意識が高まり区全体で対策を行った結果が現在の犯罪発生率の低さに表れていると思います。
 
ただ残念なのは、交通人身事故発生率です。東京23区のなかで8番目に高い発生率となっているので事故が減れば、なお良いのですが・・・今後の杉並区に期待しましょう。

近年、杉並区内で起きた事件

「杉並区 女性わいせつ暴行事件」

事件発生日時:2015年12月

事件概要:杉並区の路上で背後から女性の両手をつかんで押し倒しケガをさせたうえ、無理やりわいせつな行為をしたとして2016年2月に男が逮捕されています。

男は酒を飲んだ後、中野駅で女性をみつけ700メートルほど後をつけて犯行に及んだようです。

 

お酒を飲んだ人は犯罪を犯しやすくなる傾向がありますよね。お酒がある限りこういった酔っぱらっての犯行はなくなりません。

酔っぱらている人を見かけたら、まずは避ける。特に夜は気を付けなければいけません。

そして女性のかたは明るい道を通り後ろに男性がいたら、いなくなるのを待ってから歩いた方がいいです。犯罪発生率が低いと言われる杉並区でもこういった事件が起きるのですから。

杉並区の人口密度

次は杉並区の人口密度を見てみましょう。

人口:547,165人
区の面積:34.06平方キロメートル
人口密度(1平方キロメートルあたり):約16,084人
出典:「住民基本台帳による東京都の世帯と人口」を基に作成
 
ちなみにディズニーランドとディズニシーの2つを合わせた面積が、およそ1平方キロメートルなので杉並区の人口密度は夢の国2つに約16,084人いる状態です。

杉並区の子どもの割合と高齢者の割合

杉並区 大宮八幡宮杉並区 大宮八幡宮 写真出典:中央線沿いで暮らす。

15歳未満の割合:8.63%
杉並区を東京23区の中で15歳未満の割合が多い、少ないの2つで分けた場合、15歳未満の割合が少ないほうに入ります。

65歳以上の割合:23.06%
杉並区を東京23区の中で65歳以上の割合が多い、少ないの2つで分けた場合、65歳以上の割合が多いほうに入ります。

 
出典:「政府統計の総合窓口」2010年国勢調査を基に作成

杉並区は65歳以上の割合が高く、15歳未満の割合が低い区です。私は杉並区に住んでいたことがあるので感覚的に子どもが多い区かなと思っていましたが、まったくそんなことはないようです。

65歳以上の割合は東京23区の中で3番目に高く、15歳未満の割合は5番目に低い値となっています。杉並区より15歳未満の割合が低い区は豊島区、新宿区、渋谷区、中野区ですが、これらの区の特徴は20代~30代の単身世帯が人口に占める割合が非常に高い区です。

杉並区にある主要な駅

杉並区で知名度が高く主要な駅と言えばブログの最初でも書いたJR高円寺駅、阿佐ヶ谷駅、荻窪駅ですね。すべてJRですが杉並区にある駅の中では駅の規模、周辺環境など、この3駅が抜けた存在となっています。

 
主要な駅
高円寺駅、阿佐ヶ谷駅、荻窪駅

まとめ

私も住んだことがある区なので、自信をもって言えるのは犯罪が少なくて住みやすい区です。

個人的な感想ですが杉並区の好きなところは変に飾ってない住人が多いということでしょうか。笑

人が多すぎず少なすぎず、緑が多い環境というのが好きでした。

今回の調査で驚いたのは、昔は犯罪が多かったということ。これには驚きましたが近年のデータでは犯罪発生率が低く治安が良い街といえます。
 


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