東京23区で、いちばん犯罪発生件数、犯罪発生率が低い文京区です。
そんな文京区の特徴は、なんといっても学校、医療機関がひしめき合っている区なのです。文京区の面積は狭いですが大学15校以上、高校25校以上、中学校15校以上と、とにかく学校数が多いです。学校が多いことで子供を守る防犯活動の意識が高く、犯罪発生件数の抑制にもつながっています。
また大学病院をはじめとする、大きな病院が9つもあります。加えて「六義園」や「小石川後楽園」といった庭園、皇族のお墓「豊島が丘御陵」があるので住めるエリアが少なく人口は多くありません。
それでも文京区は住みたい区として人気があります。
それは、犯罪件数が少なく安心できるということです。また都心にも近いですし学校も多く教育環境が整っており、教育水準も高く子供の将来を考えると文京区に住みたいと考える人が多いようです。やはり住む街へ、いちばんに求めることは安全ですものね。
そこで今回は犯罪件数が少ない文京区についてです。
文京区の犯罪発生率と交通人身事故発生率
刑法犯発生件数(平成26年):1,913件
犯罪発生率:0.92%
出典:「警視庁」自治体別刑法犯発生件数を基に作成
住民108人に1人が被害に遭う計算となります。
交通人身事故(平成27年):512件
交通人身事故発生率:0.25%
出典:「警視庁」区市町村別交通人身事故発生状況を基に作成
住民405人に1人が事故に遭う計算となります。
文京区の交通人身事故発生率は平成27年では東京23区で中間に位置する値です。それでも交通事故発生件数は東京23区のなかでも少なく犯罪発生率、犯罪件数にいたっては東京23区内で一番低い数字になります。
ではなぜ文京区の犯罪が少ないかというのは、学校や交番が多く地域による防犯パトロールが活発に行われていることにあります。しかしそういった活動を行っている地域は他にもあります。
文京区の犯罪が少ない理由は区の面積が狭いですが学校が多く、皇族のお墓「豊島が丘御陵」もあることで警察の見回りが頻繁に行われているためです。そのため区の面積が狭く警察が多いことで必然的に犯罪発生件数が低くなるのです。
近年、文京区内で起きた事件
「居酒屋 殺人時未遂事件」
事件発生日時:2015年7月
事件概要:文京区の居酒屋でアルバイト女性が店長の男に包丁で切り付けられた殺人未遂事件。逃走した容疑者だったがその後、出頭して逮捕となりました。
同じ店舗で働く仲間同士のはずが、喧嘩もしくは女性への暴行目的が原因と言われています。
文京区は東京23区内の中で犯罪発生率が一番低いのですが事件が起きる時は起きてしまうものなのです。犯罪発生率が低いからといって油断せずに普段から周囲に注意して変な人には近づかないことが大切です。
文京区の人口密度
次に文京区の人口密度を見てみましょう。
人口:207,413人
区の面積:11.29平方キロメートル
人口密度(1平方キロメートルあたり):約18,339人
出典:「住民基本台帳による東京都の世帯と人口」を基に作成
ちなみにディズニーランドとディズニシーの2つを合わせた面積が、およそ1平方キロメートルなので文京区の人口密度は夢の国2つに約18,339人いる状態です。
文京区の子どもの割合と高齢者の割合
15歳未満の割合:9.96%
文京区を東京23区の中で15歳未満の割合が多い、少ないの2つで分けた場合、15歳未満の割合が少ないほうに入ります。
65歳以上の割合:18.91%
文京区を東京23区の中で65歳以上の割合が多い、少ないの2つで分けた場合、65歳以上の割合が少ないほうに入ります。
出典:「政府統計の総合窓口」2010年国勢調査を基に作成
文京区にある主要な駅
文京区にはそれほど知名度が高い駅はありません。しいて挙げれば都営地下鉄の水道橋駅と後楽園駅です。水道橋駅と後楽園駅の間には東京ドームがあるので野球やイベント時には、この両駅が非常に混みあいます。
それ以外の文京区の駅は知名度が低く聞いても、あまりピンと来ない駅が多いです。
主要な駅
都営地下鉄:水道橋駅、後楽園駅
東京メトロ:後楽園駅
まとめ
文京区は東京23区で犯罪発生件数が一番少なく住みたいと人気の区です。しかし犯罪が少ない街に住むためには高い住居代を支払わなければいけません。
残念ながら安心・安全というのは高いお金を必要とするのです。
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