写真出典:東京都江東区の歴史
東京23区東部に区分される江東区です。
江東区について書くにあたり、まず最初にお伝えすることは何とていっても2020年に東京でオリンピックが開催されますが、全28競技中15競技がここ江東区で実施されるのです!
そんな江東区の治安について調べてみました。
まず江東区の治安を知るためにも、まずは江東区の簡単な概要を確認しておきましょう。
江東区の人口はおよそ49.3万人で東京23区のなかで8位。面積は6位、人口密度は20位です。
江東区はほとんどが埋立てによってできた街です。そのため地盤が弱く、海抜0メートル(地表の高さが満潮時の平均海水面より低い土地)が多く災害が起きた時に津波や液状化現象が高い確率でおきる地域とされています。
しかし江東区は開発によって誕生したキレイで住みやすいエリアが多く、さらに都心まで近いので若い子育て世代に人気の街となっています。
たしかに災害が起きた時の危険度を考えれば住むのは考えてしまいますが、江東区で近年新しく開発されたエリアに住む多くの人は一生住むわけではないと考える事が多く、今は都心に近く便利なエリアで生活をしたいと考える人が多いようです。
そのため江東区は近年マンションの建設ラッシュが続き子育てをする若いファミリー世帯が非常に増えてきています。
それでは江東区の犯罪発生率、交通事故発生率を見てみましょう。
江東区の犯罪発生率と交通人身事故発生率
刑法犯発生件数(平成26年):5,710件
犯罪発生率:1.16%
出典:「警視庁」自治体別刑法犯発生件数を基に作成
住民87人に1人が被害に遭う計算となります。
交通人身事故(平成27年):1281件
交通人身事故発生率:0.26%
出典:「警視庁」区市町村別交通人身事故発生状況を基に作成
住民386人に1人が事故に遭う計算となります。
江東区の犯罪発生件数は東京23区の中で10位、犯罪件数を人口で割った犯罪発生率は11位と、やや治安が悪い街です。そして交通人身事故件数は東京23区のなかで6位、交通人身事故発生率は9位となっています。
江東区は開発によって新しく誕生した街なので私のイメージでは、どちらも事件事故ともに少ないと思っていましたが実際はそうでもないようです。事件事故の発生率がやや高い原因はわかりませんがイメージや先入観って怖いですね。
近年、江東区内で起きた事件
「郵便局員を装った強盗傷害事件」
事件発生日時:2015年3月
事件概要:江東区亀戸の住宅で郵便局の配達を装った男が押し入り60代の女性を「殺すぞ」と脅し両手足を縛りました。そして事件直後に帰宅した女性の夫も両手足を縛り現金10万円とクレジットカード3枚を奪い逃走しました。
犯人は男1人での犯行のようですが怖すぎますよね。郵便局ですと言われたら気にせず玄関のドアを開けてしまいますからね。
実は今回、江東区で起きた事件を探していたのですが・・・出るわ出るわ・・・。
江東区って意外と事件が多い街だということを改めて痛感しましたね。
江東区の人口密度
次に江東区の人口密度を見てみましょう。
人口:493,952人
区の面積:40.16平方キロメートル
人口密度(1平方キロメートルあたり):約12,352人
出典:「住民基本台帳による東京都の世帯と人口」を基に作成
ちなみにディズニーランドとディズニシーの2つを合わせた面積が、およそ1平方キロメートルなので江東区の人口密度は夢の国2つに約12,352人いる状態です。
江東区の子どもの割合と高齢者の割合
15歳未満の割合:12.06%
江東区を東京23区の中で15歳未満の割合が多い、少ないの2つで分けた場合、15歳未満の割合が多いほうに入ります。
65歳以上の割合:19.11%
江東区を東京23区の中で65歳以上の割合が多い、少ないの2つで分けた場合、65歳以上の割合が少ないほうに入ります。
出典:「政府統計の総合窓口」2010年国勢調査を基に作成
この数字は2010年の国勢調査をもとに計算したものですが、江東区の15歳未満の割合は東京23区のなかでは第5位です。しかし現在、2016年ではもっと15歳未満の割合が増えているかもしれませんね。
江東区にある主要な駅
江東区 豊洲の街並み 写真出典:緑には、東京しかない
江東区にはそれほど主要な駅というのはありませんので近年マンションの建設ラッシュによって人気があるエリアの駅を2つ紹介します。それは豊洲駅(とよす)と東雲駅(しののめ)です。この両駅の周辺にはタワーマンションがいくつも建っています。このエリアのマンションが人気なのは周辺環境や都心に近いという理由もありますが、2016年3月現在では低金利ローンや節税対策、外国人の投資目的として買われるているケースが多いようです。
主要な駅
東京メトロ、ゆりかもめ:豊洲駅
東京臨海高速鉄道:東雲駅
まとめ
東京オリンピックの影響で今まで以上に知名度が上がることになった江東区。新しいマンションが増え新しい住人が増えることで江東区の一部の地域では新しいコミュニティが形成されつつあります。
明るい話題が多い江東区ですが暗い話題として意外と犯罪、事故が多いということ。オリンピックが行われる会場周辺はもちろん警備が厳しくなっていくと思いますが、その他の地域でも警備を強化してほしですね。
せっかく若い子育て世代が増えている江東区ですので犯罪発生率、事故発生率の減少に努めてほしいですね。
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